第27回都内相談機関研究協議会のお知らせ

     「見えにくい相談に寄り添うために
        ~身近な人からの性暴力・DV被害とその支援~」

性暴力・性犯罪・DVの被害を受けた方々は、子ども・大人に関わりなく、心と身体に計り知れない大きな被害を受けます。しかし、その被害を誰にも相談できないで一人苦しみぬくことが少なくないのです。勇気を出して相談しようと決心しても、何処に、誰に、相談してよいかを非常に迷います。やっとたどり着いた場所で、自身の被害を語り相談する場で二次被害、三次被害にあってしまう場合もあります。心無い言動に傷つく場合、あちこちたらいまわしにされる危険もあります。その過程でもう二度と相談機関に行くことを諦め、苦しみを抱えたまま支援なく暮らしている人がいます。被害直後から相当期間を過ぎても、困難や苦しみに直面する場合が多く、長期にわたる支援が必要な場合が多いと言われています。今回はそうした実態を学び、相談に関わる私たちの深い学びと関わりの場となることを期待しています。
【日 時】3月10日(月) 14時~17時(受付開始13時30分~)
【発 題】山崎美貴子さん
    (東京ボランティア・市民活動センター所長/民間相談機関連絡協議会副会長)
【講 師】高橋久美子さん (シェルター・けやき代表)

シェルター・けやきは都内でDV被害者支援に取り組んでいる民間シェルターです。
実際にどんなことが起こっているのか、お話をうかがいます。

     草柳 和之さん(メンタルサービスセンター代表/大東文化大学講師)

草柳さんは1997年、日本で初めて加害者更生プログラムの体系的実践に着手しました。
当時、被害者支援の関係者から「できるはずもない」とみなされていたが、以来、加害者の心理療法の理論化と技術を整備し、多くの著作や学会発表、専門職研修の提供を通じて世に伝えてきました。現在の社会制度の限界の中で、被害者支援と整合性をもちながら、加害者を変えるという活動はいかに可能か、加害者の存在をどう考えるか、について語られます。

【主 催】民間相談機関連絡協議会・東京ボランティア・市民活動センター
【会 場】東京ボランティア・市民活動センター 会議室
     〒162-0823 新宿区神楽河岸1-1 セントラルプラザ10階
     最寄り駅「飯田橋」
     JR総武線西口/地下鉄有楽町線・東西線・南北線・大江戸線B2b出口
【定 員】50名(定員になり次第締め切ります)
【対 象】民間相談機関連絡協議会 会員および一般
【参加費】会員 2,000円  一般(非会員)2,500円
【問合せ】メール info@minsouren.org
【申 込】メール または FAX でお願いいたします。
【宛 先】FAX 03-3235-0050
     東京ボランティア・市民活動センター メールボックス60番
 

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