勉強会のお知らせ

『いじめ問題を考えるグループワーク ~映画『青い鳥』が語りかけるもの』

 
 2013年に「いじめ防止対策推進法」が施行されましたが、残念ながらその後もいじめによる自殺事件は止みません。今年7月初旬には、岩手県矢巾町の中学2年男子生徒が度重なるいじめを苦に、電車に飛び込んで自らの命を絶つ痛ましい事件が起こり、担任教師や学校側の対応が問題となりました。私たちはこのような重い事件に対して、「特定の立場を非難するのみで終わる」「自覚しないうちに他人事の発想に陥いる」など、当事者不在の議論になりがちです。
 今回の勉強会では、同問題をユニークに描いた、映画『青い鳥』(主演:阿部寛)を観た後、被害者・ 親・教師など、それぞれの立場からの言い分を事前に用意したシートに記入しそれらを発表して突き合わせることにより、問題を直視するために必要な視点を明確化していくグループワークを行います。いじめ被害を受けた側にとって納得できる発想・言動とは何かを探求する、よき機会となるでしょう。関心ある方のご参集を、お待ちしております。
※本勉強会は、いじめ問題をより深く知るための研修会であるため、特定のいじめ事件の解決を目指すものでないことをご了承の上、ご参加下さい。
 

講 師: 草柳 和之さん
    (メンタルサービスセンター代表/大東文化大学非常勤講師)

(講師プロフィール) 
 長年DV被害者支援に携わると同時に、日本で初めて加害者更生プログラムの実践に着手、方法論の整備、専門家研修の提供等によりこの分野をリードする。
 著書に『ドメスティック・バイオレンス』(岩波書店)他多数、いじめ問題では共著『いのちに寄り添う道』(一橋出版)、DVD『いじめ問題解決のために、本当に必要なこととは?-他人事から自分事へ』がある。
 日本カウンセリング学会東京支部会・運営委員、日本カウンセリング学会認定カウンセラー。
 

主 催:民間相談機関連絡協議会
日 時:2015年11月19日(木)18:00 ~ 20:50
場 所:東京ボランティア・市民活動センター 会議室
    〒162-0823 新宿区神楽河岸1-1セントラルプラザ10F
資料代:500円
定 員:20名
申 込:メールにて11月12日(木)までにinfo@minsouren.org宛てにお申込み下さい。
  

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民間相談機関連絡協議会
〒162-0823 新宿区神楽河岸1-1
東京ボランティア・市民活動センター メールボックス60番
FAX 03-3235-0050
メール info@minsouren.org